浅間隠山
(アサマカクシヤマ)
標高1756.6m
吾妻郡長野原町、東吾妻町
登山日2020年 3月 1日
  川浦あたりから見る浅間隠山

● 浅間隠山

 浅間隠山に初めて登ったのは1993年9月なので随分と昔の事だ、この時は二度上峠から登ったが、2001年には浅間隠温泉郷から登っている、雪山を歩きたいと思って何処か良い山はと探し、久しぶりに浅間隠山も良いなと思ったが、見たところ山頂当たりが少し白いだけであまり雪はなさそうだ。


 出かけるときに谷川岳が見えればそちらに行っても良いかなと思ったが、今日は雲が多いので、予定どうり浅間隠山に登ることにする。


 倉渕町を通って二度上峠に向けて登って行くがはまゆう荘を過ぎてやっと道路の傍に雪の塊が有るくらいで、やっぱり雪は少なそう。


 登山口の先の駐車場に来てやっと雪に覆われているくらいだ。


 登山口に2台、駐車場に5台くらい、やっぱり浅間隠山は人気のある山だ。


 アイゼンも持ってきたが、今日も長靴で登ることにする。


● 雪は少ない

浅間隠山登山口 台風の爪痕か沢の所は荒れている

 登山口から沢沿いの道を登る、地面は凍っていてスパイクが良く効く、この沢はちょっと荒れている。


カラマツの樹林帯 日陰は雪が残っている

 登って行くと先に出発した登山者に追いつく、以前にここを登ったときは山歩きを初めたばかり、「群馬の山歩き130選」で初心者が登るのに良さそうと登ったが、当時はまだ何もわからず全ての事が新鮮だったような気がする。


 沢筋の道を過ぎ1523m峰の裏に行くと雪が残っている、ここから北に向かうが、少し下っているようだ。


山頂に向けて少し下って行く 登山道は砂が流されている

● じぐざぐの道

 人気のある山の宿命で沢山の登山者が登るので、登山道が深く掘れてしまい、山の保護の為、掘れた所を歩かないようにジグザグの道が多く付けられている、昔はこんな道はなかった。


山肌の保護をお願いする看板 山頂の東の稜線に行ってみる

 山頂まであと少しのところ、わらび平キャンプ場の方からの道が来る南東の尾根に行ってみる、雪が残っていて東側の展望が良い。


雪の尾根を歩いて 山頂を目指す

 雪の尾根を山頂目指して登って行くと、登山者が下って来る、登山道と合流し浅間隠山の山頂に登ると、何と山頂には誰もいない。


● 山頂だ!!

浅間隠山山頂、三角点標石が倒れている 白根山と横手山、右手前は管峰

 天候は晴れで風もなく暖かい、遠くは霞んで見えないのが残念だ、でもやはり山頂は展望が良い。


白砂山、谷川岳方面 角落山、剣の峰、妙義山

浅間山は大きいな

留夫山、鼻曲山方面 赤城山、榛名山

● 無線はGood

 山頂は植生保護のため綱が張られていて、雪があるせいか以前より狭く感じる、昔はもっと広かったような気がする、後から登って来る登山者がいるので、西に行った所にストックを立てて、アンテナをセットする。


 空いている周波数を探していると、下仁田町に移動している局が応答してくれる、混信が有るので、違う周波数を探していると、今度は長野県は伊那市の局から声がかかる。


 その後、佐久市、さいたま市西区、笛吹市、深谷市の局から、声がかかる、標高が高いので電波は良く飛ぶ。


 でも後から登って来た登山者が、こちらの気も知らず、すぐそばに陣取るので、困ってしまう、話声がうるさいと思われてもどうにもならない。


 最後に周波数をざっと聞いてみると、秩父市の「竹ノ茅山」という珍しい山から出ている局がいたので、お声がけ、交信してもらい山頂を後にする。


山頂を後にする 雪が緩んできた

 下って行くと、凍っていた登山道は解けて泥濘に成っている所もあるが、私は長靴なので全然気にならない。


天気は良い

 雪は少なかったが、展望も良く、無線もそこそこで、楽しい山歩きができた。


● 記録


 駐車場 8:29 -(1:23)- 9:52 浅間隠山山頂 11:13 -(0:47)- 12:00 駐車場


登り赤、下り青、カシミール3Dで作る

● 浅間大滝


 今日は時間が早いので、前から行ってみたかった浅間大滝に行ってみる、北軽井沢に向かって下って行き、浅間大滝の看板の所を右折、先に行くと広場がある、ところが立ち入り禁止の立看板と黄色いテープが張られていて、滝は何処に有るのか様子がわからない。


 左の方に「魚止滝」と案内板あるので、長靴を履いて行ってみる、落ち葉の敷き詰められた道を下ると右に急角度で下って河原に降りるがその先が大変な事に成っていて通行止めの意味が解った。


 台風で河原が流されてしまったようだ。


立ち入り禁止の立看板と黄色いテープ 先が魚止滝らしいがすごい事に成っている

 戻って今度は広場の正面の立ち入り禁止の方に行ってみる、「←浅間大滝」の案内板があるが、ここに有った物ではないらしい、雪の積もった道を行くと水の流れる音と共に先の方に滝がある。


「←浅間大滝」の案内板がある 先に行く

 滝に近づくと、遊歩道は石積みが崩れている、河原は行けそうなので、注意深く行けるところまで行ってみる。


浅間大滝らしい 落差は少ないが水量が豊富で迫力が有る

 落差は少ないが水量が豊富で轟音と共に大量の水が流れ落ちている、なかなか良い滝だ。


 こんな所にも去年の台風の爪痕が残されているとに驚かされた。


2020年 3月 foxtrot