御荷鉾林道から 赤久縄山  白髪山  南小太郎山

 
赤久縄山
(アカグナヤマ)
 
標高 1522m
 
藤岡市、神流町
 
登山日2016年 5月22日
 
赤久縄山

● 再び赤久縄山

 去年11月に天空の里から赤久縄山に登ったが天気が悪かった、山の会の人たちと歩いたのでそれなりに楽しかったが、やはり天気の良いときに展望を楽しみたい。


 最近あまり山に行けない日々が続いたが日曜日時間が取れそうなので御荷鉾林道を車で登って、お手軽にいくつかの山を楽しもうと出かけることにした。


 御荷鉾林道を東から西に向かい赤久縄山、白髪山、南小太郎山、日向山に登るつもりで、地形図をコピーして出かける、ただ林道の悪さを考えに入れなかったのは結果として失敗だった。


 今年2月西御荷鉾山に登るときに通った県道41号線を今回も行く、途中コンビニに寄っておにぎりを買う予定だったのだが国道254号線を越えて南に行くと、コンビニが無い、コンビニというやつは早めに買っておくと何軒もありまだ大丈夫だろうと思っていると無くなってしまう、ヤキソバパンとラーメンがあるのでこれで我慢するしかない。


 小峠から左に折れて御荷鉾林道の方に行く、登って行くと2車線の大変良い道になる、今まで御荷鉾林道は国道462号線、十石峠街道の方からしか行った事がなくこんな良い道が有るのは新しい発見だったし、家からも近いようだ。


 御荷鉾林道へ上がる手前の標高の高い所は東側の展望が良く車を止めて写真を撮ってしまった、西、東の御荷鉾山がすぐ隣に見え、高崎、前橋方面の展望が大変良い、ここなら大きなアンテナを上げて移動運用をするのにも良さそうだ。


北東側の展望、赤城山は霞んでしまった 鋭角に曲がって御荷鉾林道に登る

 御荷鉾林道へは鋭角に右に曲るが、角度がきつく一度切り返さないと曲がれない、舗装はここまでで悪路が始まる、タイヤの丈夫な4駆が欲しい、みかぼ森林公園の看板がありここから先が「みかぼ森林公園」になるようだ。


ここから、「みかぼ森林公園」 管理棟の手前、ヤマツツジが美しい

 未舗装の道などほとんど走らないので注意深くゆっくりと登って行くと左側が切通になって車が3台くらい停まれそうな広場がある、南側に山が切りくずされた鉱山が見える、地図で確認したら、叶山の鉱山で、その上の山並みは両神山のようだ、左側にこれから登ろうとしている赤久縄山の高まりがある。


Kと読める叶山の鉱山と両神山 赤久縄山東登山口

 支度をしてお手軽山歩きの始まりだ、新緑のまぶしい快適な道を登る、時期が過ぎてちょっとくたびれた、ミツバツツジが咲き残っている。


新緑の道を登る ミツバツツジが咲いている

 沢山ある葉っぱはコバイケイソウかな、トリカブトとレンゲショウマらしい葉も沢山ある。


コバイケイソウの葉っぱ? ニリンソウが一株

 右に北登山口の道標を過ぎるとすぐに山頂になる、今日はオール群馬のコンテストがあるのでお空は賑わっているが、赤久縄山山頂にも局長さんがいた、固定用の大きな無線機に大きなバッテリーと大量の機材を運び上げ 6mのヘンテナを上げている、話せば神奈川を朝3時に出て来たとの事、Eスポが出ていて、北海道や九州が聞こえていると言う、遊び用の名刺を作ってあるのに、こんなときいつも持っていない、車の中に置いてあるのに。


● 赤久縄山山頂

6mのヘンテナを上げて運用中 山頂の一等三角点

 コンテストの邪魔をしてはいけないので、ちょっと離れたところにザックをおろす、430MHzでもたくさんの局がCQを出しているので、ポータブル藤岡市をサービス、そうこうしているともう一人の局長さんが無線機をもって登って来た、仲間の人らしく林道よりも山頂の方が沢山聞こえると言っていた、林道に停めた車で夕べからコンテストに参加していたらしい。


 話をしているうちに6mの局長さんは、応答率が良くないと言って、機材を撤収二人とも下って行った。


 私も、もう一局交信し、写真を撮って山頂を後にする。


東側が開け御荷鉾山が良く見える 北登山口

 帰りは北登山口を下る、これで三つある赤久縄山の登山道は全部歩けた、大した意味はないが。


● 記録


東登山口 7:49 -(0:24)- 8:13 赤久縄山山頂 8:59 -(0:09)- 9:08 林道に出る -(0:09)- 9:17東登山口


カシミール3Dで作る


 
白髪山
(シラガヤマ)
標高1521m
多野郡神流町
 
南小太郎山
(ミナミコタロウヤマ)
標高1410m
多野郡神流町
  白髪山山頂 南小太郎山山頂

 車に戻って、御荷鉾林道を西に行く、林道が舗装された所、右側の岸壁のツツジが綺麗だ、ここは南側が開けていて両神山や、二子山など展望が良い、白髪岩に行く分岐の手前のカーブのところにドアに「巡視中」と書かれたパジェロミニが停められている、ちょっと広くなっているところなので、ここに車を置いて、白髪山目指して、林道から登山道に入る。


岸壁の斜面にツツジが沢山咲いている 二子山、叶山、上に両神山

 登山道は刈払いされていて快適だ、登って行くと、登山道を刈払いしている人がいる、パジェロで来た人のようだ、環境に配慮して電動の刈払機を使っている、ご苦労様ですと声をかけて通過する、そこからわずかな登りで白髪山山頂に着く。


 早速4エレのアンテナを組み立ててCQを出すと、大泉町、中野区、柏市、杉並区、桐生市の局が応答してくれた、次の山に行く為やめようかとしていると、前橋のKさんが声を掛けてくれて、最後に長野原町の鷹繋山に登っている佐野市にお住いのKさんが声をかけてくれて久しぶりに話すことができた、相変わらず元気に山に登って無線を楽しんでいるようだ。


白髪山山頂 南小太郎山へ向けて持倉方面に行く

 続ければまだまだ呼んでもらえそうだが、切り上げて南小太郎山に行くことにする、去年登ってきた方向へ下っていく、ここで今日はどうしても試してみたかったスマホの地図ソフト、地図ロイドが使えるかどうか確認してみる、ソフトを立ち上げるとこの場所では地形図の上で現在地を表示してくれて十分使えそうだ、このソフトは圏外でも地図の表示ができるよう事前に地図のキャッシュをため込んでおけるかがポイントのようだ。


● 地図ソフトを試す

地図ロイドで現在地を確認する 持倉と南小太郎山の分岐

 持倉と南小太郎山の分岐を過ぎると踏み跡が薄くなり、ぐんぐん下って行く、萱の平との分岐を過ぎるとちょっと登りになり南小太郎山の山頂に着く、山頂といっても樹林帯のピークで山頂を示す標識が無ければただの通過点のような場所だ。


南小太郎山山頂 地図ロイドは地図の表示が出ない

 南小太郎山でもアンテナを組み立ててCQを出すと、鴻巣市、本庄市、つくば市、杉戸町の局と交信することが出来た、交信後記念写真を撮って、戻るが下って来たので帰りは登りになる、途中地図ロイドを出してみると緯度、経度は無線機の値と同じ値を表示しているが地図データーのキャッシュが無いのか地図の表示が出ない。


● この道は・・・

白髪山と杖植峠との分岐 踏み跡がほとんどない

 白髪山と杖植峠との分岐からは、まだ歩いてない杖植峠へ下ることにする、ところが杖植峠方面に下るとすぐに踏み跡が薄くなって、この道はほとんど歩かれて無く廃道状態だ、わずかな道形を探して下っていくと崩落した場所に当たる、ここを何とか越えて下って行くと草に覆われているがかつて道だったような地形の所に出て、その先でやっと林道に出ることができた。


沢を越えるところは崩落している やっと道だったようなところに出た

 白髪山に向かう途中、杖植峠を示す道標があったが、これは廃道と書いておいた方が良い、こんなひどい道に入った登山者はすぐに引き返すと思うが、 杖植峠に出ると樹林の間から荒船山が見える、ここから林道を車を停めたところに戻った。


林道に出る 杖植峠からの展望荒船山が見える

 白髪岩に行く道のところに車が一台止められていて丁度バイクが走っていく。


林道を戻る

● 記録


 林道 9:38 -(0:11)- 9:49 白髪山山頂 10:31 -(0:16)- 10:47 持倉、南小太郎山分岐 -(0:10)- 10:57 南小太郎山山頂


 11:33 -(0:23)- 11:56 杖植(ツエタテ)峠分岐 -(0:25)- 12:21 林道に出る -(0:12)- 12:33 車を停めた所


カシミール3Dで作る

 車に戻って今度は日向山に登ろうと御荷鉾林道を西に進むが、林道は平らなところは比較的良い道だが、斜度があると雨が降ったとき雨水が流れるため砂が流されて石が出てひどい所は深くえぐれて車で走るのが大変だ、杖植峠から西の方はずっと下りになっていて、荒れた道に成っている、車が来ないので道幅いっぱい使って、腹を擦らないようゆっくりと下っていく。


 詳しく調べてこなかったが、日向山には登山道はないらしく、登るのによさそうなところを適当に登るつもりでいたが、道が悪いので走るのに気を取られていて気が付いた時には、日向山の登り口をだいぶ過ぎてしまった。


 悪路を戻って登る気にもならず、林道を行けば南牧に下る道が有るだろうと思いそのまま下ることにする、下っていくと思った通り舗装された所に出て右に下る道がある、変則のT字路は広くなっているので休憩し、遅い食事をして帰路に着く、途中、小沢岳が良く見えるところがあった。


小沢岳が良く見える

2016年 5月 foxtrot