天空の里から赤久縄山 周遊 曇り 霧

 
白髪山
(シラガヤマ)
標高1521m
藤岡市
多野郡神流町
 
赤久縄山
(アカグナヤマ)
標高1522m
多野郡神流町
登山日2015年11月22日
 
赤久縄山山頂

● 山の会で赤久縄山へ

 赤久縄山へは御荷鉾林道から登った事がある、95年8月26日で山頂で4局交信していた、御荷鉾林道から15分くらいの歩きで山頂に着いたような気がする。


 今度は神流町の天空の里と呼ばれる持倉(もちぐら)集落から御僧尾根を登り白髪山と赤久縄山を縦走するコースを歩いてきた。


 最近はどうも天候が優れない、それまで晴れ曇りの天気予報だったのに週末が近づくと曇りの天気予報になってしまった。


 それでも、雨は降らないだろうと日曜日、山の会のメンバーと出かける、国道462号線を走っているときは良かったが、「ようらく」の看板のある小平下仁田線を登っていくと雨が降って来てしまった。


 雨というより霧で湿っているというところか、持倉の集落は天空の里と呼ばれるだけあって南側が崖のように切れ落ちた傾斜地で、地滑りの感知器が設置されていた、晴れていれば素晴らしい景色が広がっていると思われる。


鈴波橋 道路わきから斜面に取りつく

● 霧の中

 船子川に架かる鈴波橋の手前の広場に車を停めて、ここから橋を渡って斜面に取りつく、いきなりの急登だ。


 ここは昔の街道で、「かんな Mountain RUN&Walk」という神流町で行われるトレイルランのコースになっているため、コースを示すテープや看板が多数取りつけられている。


枯れ葉の道を登る かんな Mountain RUN&Walk の看板

 霧で視界の利かない中、急な道をひたすら登っていくと、下御僧様という岩に屋根が掛けられた祠がある、ここで一休みするが、霧の中あたりは濡れていて座る所も無い、立っているとすぐに寒くなってくる。


下御僧様 上御僧様

 休憩後登っていくともうひとつ、上御僧様という祠がある、ここには御僧様の謂われが書かれていた、このあたりから斜面には笹が出てくる。


 御僧様からしばらく登ると、笹原の中に南小太郎山への分岐に出た、晴れていれば南小太郎山にも行ってみたいねと言っていたがこの天候ではと南小太郎山はパスして白髪山方面に向かう。


● 白髪山山頂

南小太郎山分岐 白髪山山頂

 杖植峠(つえたてとうげ)への分岐は右の白髪山方面に行くと白髪山山頂(1521m)に出る、白髪山は広場に票石が埋められているが樹林に覆われた、ただの通過点のような場所だ、ここでも10分ほど休憩して先の御荷鉾林道方面に下る。


 下っていくと左側に林道が見えて来て、テープの付けられた所で林道に出る事ができた、登山道はさらに先に続いているようだ。


 林道に出て杖植峠に行こうと左側、西に向かってみる、御荷鉾林道は走って来る車も無く、歩いて行くとカーブの所に右に行く道がある、木の枝に黄色のテープが巻かれていて、良く見ると、赤いマジックで白髪岩登山口と書かれていた。


白髪岩登山口 杖植峠付近

 ここが去年登った白髪岩へ行く御荷鉾林道からの登山道らしい、林道はここから先は下仁田町に入りさらに進むと再び神流町に入る、その先で再び下仁田町に入ると林道左側に南に登る道がある、ここを登れば白髪山方面に行けるようだ。


 標識の類は無いが Tさんのガーミンによるとこのあたりが杖植峠らしい、晴れていれば展望が良いのかもしれない。


 これ以上行っても仕方がないので林道を赤久縄山方面に戻る事にする、一人で山に行く時はこんな天気ではまずやめてしまうが山の会のメンバーと一緒なので、思い思いにいろんな話をしながら林道を歩いて行く、このあたりは森林公園に成っていて東屋があり、それを過ぎると左に展望台がある、このあたりも展望が良さそううな所のようだ、二つ目の東屋でやや早い昼食とする、霧のせいか東屋のベンチは濡れている。


● 東屋で昼食

1471m峰の票石 赤久縄山西登山口

 短い昼食時間の後、ここから林道を離れて登山道に入る、霧で良く見えないが南側はかなり切れ落ちている、1471mのピークには票石が埋められている、下っていくと再び御荷鉾林道に出てここが赤久縄山西登山口で三叉路に成っていて祠と「クマの出没に注意」の横断幕が木に取りつけられている、帰りに通る安取峠へ下る道が南に延びる。


登山道から空を見上げる

 ここからわずかな登りで赤久縄山山頂に出る、山頂は昔来た時より伐採されて広くなったような気がする、山頂標識の前で記念写真を撮ってすぐに下山する。


● 赤久縄山山頂

赤久縄山の一等三角点 赤久縄山山頂

 西登山口から南に下る道はガレ場の上に枯れ葉が積もった歩きにくい道だ、昔は街道だったのか広い道だが、今はほとんど使われて無いようで落石が多く、風雨に削られて荒れている、途中に持倉の集落に向かう道が有るはずだがそれらしい分岐が有るが道は藪に埋もれてしまったようだ。


安取峠への分岐

 安取峠、持倉集落の分岐からは再びトレイルランのコースに成っていてピンクのテープが付けられている。


良く手入れされた植林地 持倉集落へあと少し

 持倉集落へ向かう道は北側が岸壁に成った所があり、下っていくと舗装された道になり人家があるが、人は住んでないようだ、さらに下っていくと登って来た道と合流し、先の車を停めた所に向かう。


 展望が見えないのが残念だ、御荷鉾林道に面した赤久縄山や白髪山、南小太郎山など簡単に来られて展望もよさそうで、電波の飛びも良さそうな所なので、無線の移動運用や山歩きなど、ぜひまた来て見たいと思う山歩きだった。



● 記録


 登山口 7:56 -(0:51)- 8:47 下御僧様 8:57 -(0:45)- 9:42 白髪山 9:51 -(0:27)- 10:18 杖植峠 -(0:53)- 11:11 東屋で昼食


 11:30 -(0:09)- 11:39 1471m峰 -(0:27)- 12:06 赤久縄山山頂 12:12 -(0:12)- 12:24 赤久縄山西登山口 -(0:56)- 13:20


 安取峠分岐 -(0:52)- 14:12 P


カシミール3Dで作る

2015年11月 foxtrot