妙義山偵察
登山日2009年
7月19日
群馬県安中市
  妙義 白雲山

●表妙義に挑戦したい

 表妙義の縦走は、何時かはやってみたいと思っている憧れのコースである。


 体力勝負と言うより腕力の要るこのコースは年齢からいって、そろそろ実行に移さないと難しくなってくる。


 それにこの手の山は気合が大事だ、山急山に登れたのでこの流れで表妙義の縦走も何とかなると思いまずは偵察する事にする。


 9時10分 妙義神社の駐車場を出発まだまだ暑いこの時期、妙義山に登る人は少なかろうと思っていたらそうでもないようで、4名のパーティーが神社に向かっている。


 妙義神社参道奥の本殿前は工事中で立ち入り禁止のバリケードがある、くだんのグループは地図などを出してなにやら話し合っているのでバリケードの脇を通って神社左側の登山道へ先に進む、樹林帯の中の登山道は蒸し暑いし昨夜来の雨で滑りやすい。


 道は妙義神社の裏側を登り急登で沢を越えてぐんぐん登っていく、やがて最初の鎖場に出ると先行するグループの中に小学生くらいの子供が滑りやすい鎖場にてこずっていてなかなか動かない、落ちてこられても受け止める自信はないので登山道脇の高まりに避けてしばらく待つと後からのグループも迫って来る。


 子供が何とか登れて道が開いたので、鎖を持って滑らないよう一気に上る、正面のT字路を左の”大の字”方面に行く。


●大の字に登る

 大の字の岩山の上から下がっている鎖の上に何名か居て、降りるのかどうか良く解らない、妙義山の鎖はほとんど垂直でなかなか手ごわそう、ここでもしばらく待って”大の字”の岩峰に登る。


白雲山の大の字 大の字からの展望

 展望は大変良い、写真など撮っていると後から何名か登ってくる、伊勢崎レピーターでおなじみの局の声が聞こえたので、呼んでしばらく話していると、登山者は皆下ってしまう、 私も鎖を下って縦走路を先に進む。


 しばらく歩くと妙義中間道との分岐”辻”に出る、道標の下に去年の遭難者の情報を求む看板がある。


 辻の分岐を左側の上方に向かうとすぐに鎖があって、その先に岩の割れ目の上に岩が落ちて挟まったような”奥の院”がある。


遭難者の情報を求む 奥の院

 梯子を上って二杯二拍手と山の安全を祈願する、戻って左の長い鎖は”奥の院”の上を通っている、穴があるのでのぞいてみると、奥の院の石仏が見えた。


 その先も鎖を2本くらい登ると見晴らしと思われる場所に、一枚岩でさえぎる物が無く展望が素晴らしいが、つかまる所がないと立っているのも心もとない。


ビビリ岩?この岩の左上に鎖が 眼下に金鶏山

●本日はここまで

 さらに進むと崖に突き当たるどちらに向かうのかと思ったら左の岩の上に鎖がある、これがビビリ岩か登ってみると狭い岩の割れ目を通って稜線に出る、先に登山者がいる。

 なんとなく雲が多くなって来た、雨がふって濡れた岩場を下るのも嫌なので、本日はこの辺で戻ることにする。


 ちょうど430MHzでCQが聞こえたのでお声がけQSLをゲットできた。


 見晴らしまで戻ると親子づれのような3名の登山者が休んでいた、ここの下りは鎖がほしい気がする。


 さらに下ると、登るときに”辻”であった、北海道から来たという若いカップルの登山者が、登ってきた。


中間道から大の字

 下りは”辻”から中間道に向かう、鎖場を降りて、第一見晴らしから中間道に入り、車道に出て駐車場に戻った。


●記録

 駐車場 9:10 -(2:18)- 11:28 ビビリ岩 11:39 -(0:40)- 12:19 辻 -(0:56)- 1:15 駐車場


 家に帰ったら、右足アキレス腱の上あたりから血が出ている、痛くも痒くもなかったが、思い当たるふしが無い、後になって思うに、蛭にやられたようだ。