谷川連峰
万太郎山から土樽へ
オジカ沢ノ頭 1890m 群馬県利根郡みなかみ町
小障子ノ頭 1730m 新潟県南魚沼郡湯沢町
大障子ノ頭 1800m 新潟県南魚沼郡湯沢町
万太郎山 1954m 新潟県南魚沼郡湯沢町
登山日2007年 6月 2日
  万太郎山

●こんどこそ万太郎山から土樽へ

 昨年の今頃だが、みなかみ町の、土合から谷川岳に上り、オジカ沢ノ頭、小障子ノ頭、大障子ノ頭 、万太郎山まで行き、吾策新道を下って、土樽へ、上越線で土合に戻る計画で出かけたが、雪が多く、天神平からつまずいてしまい、結局、オジカ沢ノ頭だけで、戻ることになってしまった。


 そこで計画も練り直した、始発7時のゴンドラで、天神平に上がり、縦走して、土樽に下り、午後3時代の電車に乗るのには時間に無理がある、電車を一本遅らせることにする、といっても次の電車は午後6時代3時間も後になってしまうが、仕方がない。


 これならば、各山頂で無線運用を行っても、かなり余裕がありそうだ。


 土合橋の先の広場に車を停めて、ゴンドラの駅へ歩く、ここに車を停めれば、土合駅から近いし、駐車場代も浮く。


 谷川岳の遭難碑の前を通って、ゴンドラの駅に行くと、始発を待つ登山者がいる。


ゴンドラから

●天神平から順調に登る

 天神平から、谷川岳肩の小屋めざして歩きはじめる、今年は雪も少なく順調に歩き、9時をちょっと過ぎたところで肩の小屋に着くことが出来た。


肩の小屋からオジカ沢ノ頭 マツダランプ

 オジカ沢ノ頭を目指して尾根を歩く、谷川岳方面を振り返ると、すでに山頂には登山者が見える。


谷川岳、肩の小屋、トマの耳
  万太郎山に続く尾根

●オジカ沢ノ頭

 オジカ沢ノ頭では430MHzで2局QSO、未踏の尾根に踏み出す。


避難小屋 空には虹が

 オジカ沢ノ頭を下っていると、一人の登山者が降りてきた、タイツをはいて、小さなザックで、山道を走って来たようだ、 平標山に抜けるらしい、「今年は花が少ないですね、平標山まで縦走ですか」と、聞かれたので、万太郎山から、土樽に下りますと言うと、尾根を走って行き、あっという間に見えなくなってしまった。


 天候も回復してきて、空を見上げると、虹が出ている、目指す万太郎山のガスも取れてきた。


●従走路を満喫

俎ー(まないたぐら)山稜 万太郎山のガスも取れてきた

 小障子ノ頭は、ただの通過点のようなところだ、記念写真を撮って、無線は430MHzで一局。


小障子ノ頭 ハクサンコザクラ

 道端にはハクサンコザクラが、可憐に咲いている。


 大障子ノ頭も、通過点のような所で、道標が無ければ、気付かづに通過してしまいそうだ、ここでも430MHzで一局QSOできた。


大障子ノ頭

●待望の、万太郎山山頂

 ここからが苦しい最後の登りだ、一時間ほどで、待望の、万太郎山に着くことが出来た。


万太郎山山頂 エビス大黒ノ頭から仙ノ倉山

 無線は430MHzで2局、佐渡島移動の局長さんと交信できた、1200MHzも2局交信できた。


●吾策新道を下る

 万太郎山からの下りは、不明瞭なところがあると、エアリアマップにはあるが、残雪や、崩落地があるものの特に険しいことも無い、途中シラネアオイが綺麗に咲いていた。


シラネアオイ 下ってきた尾根

 沢音を聞きながら長い樹林帯を下り、車道に出たときは、ほっとした、関越道の下をくぐって、土樽駅へ、無人の駅で、 待つこと一時間あまり、ホームから線路を見ていたら、こんな光景が。


●土樽の駅で

マムシ君のお食事 九死に一生のかえる

 思わずカメラを取り出して、シャッターを押したら、フラッシュに驚いた、マムシ君は獲物を置いて線路の下に逃げてしまった。


 この後、電車が来たので、”かえる”さんの生死は不明ですが。


●記録(参考までに)

 天神平 7:10 -(1:50)- 9:00 肩の小屋 -(1:10)- 10:10 オジカ沢ノ頭 -(0:58)- 11:08 小障子ノ頭 -(0:56)- 12:02


 大障子ノ頭 -(0:38)- 12:40 万太郎山山頂 13:58 -(2:58)- 17:00 土樽駅